この3点をどうして埋めるか12/23~24 VSレバンガ北海道戦
game1は途中リードをしたが後半北海道の追い上げ。しかし終盤細谷のバスケットカウントで追いついた。会場は熱狂。そこで痛恨のベンチテクニカル。北海道の逃げ切りで78-83の5点差負け。
game2は3Q追い上げ一進一退の攻防最後レジェンド折茂の3Pが決勝点、ブザービータを狙った川村の3Pがリングに嫌われ「THE END」77-80の3点差負け。
確かに5点差、3点差というのはこれまでのビーコルの試合と比べ進歩しているのだろう。満田の躍動はこれまでにないスピードをチームにもたらし、得点力もチームメンバーがまんべんなく取れるようになっている。
しかし私は思うのはこの3点差が近いようで非常に遠いようにも思うのである。北海道のプレーは当たり前のことを当然の仕事のようにこなしていた。プロのプレーとして面白みがあるのかと言われば、あまり面白くないのかもしれない。勝つためのプレーなのである。審判と喧嘩せず、ファールをもらう。FTをブーイングの嵐の中確実に入れる。苦しい時間を離されず凌ぐ。勝つためのプロの戦術であった。
もちろんそれができるのはチーム戦術の理解と徹底、タイムマネジメントが必要でありそのためにはセルフコントロールできる強いメンタルが土台にある。
残念ながらビーコルにはチームとしてセルフコントロールができず、自分たちのプレーで一杯になっているように見える。通常のチームならベテランがチームを引き締めるところが、けが人の関係で広い視野でチームをコントロールできる選手がいない。
この3点差を詰められるかが強いチームになれるか弱いチームに甘んじるかの差となる。尺野HC、ウィスマンの効果は出てきていると思う。後は選手が一歩超えられるかどうかだ。ブースターの期待に応えてこそプロ選手。
セルフコントロールという意味では厳しいホームゲームの中、笑顔を絶やさないB-Roseが一番プロらしいのかもしれない。